東京都調布市の石仏

 

1.諏訪神社 調布市深大寺東町8-1-3 

 

 JR中央線三鷹駅南口の3番バス乗り場から深大寺行きに乗車し諏訪神社で下車。すぐ向かいに鳥居が見える。

 

鳥居を入ると左に庚申塔が五基並んでいる。左から三基は三猿がある青面金剛で浅浮彫のため像容に迫力がなく銘文も判読が難しい。右側の二基は阿弥陀如来に三猿のある庚申塔。右端は寛文六年(1666)の紀年銘で市内最古という。写真は右から2番目の阿弥陀庚申で延宝四丙辰年十月十一日(1676)江戸中期の建立が多く並んでいる。

 


 

2.深大寺北町3-39路傍 

 

 諏訪神社前のY字路交差点を南西の細い道を進むとすぐ右の路傍に駒型で頭に蛇を巻き付けた青面金剛庚申塔がある。頂部に種子ウーンと瑞雲に日月、青面金剛は六臂で持物が三叉矛と宝輪、弓と矢、合掌。それに邪鬼、三猿、二鶏の標準的な形で寛延元歳次辰十月九日(1748)とある。

 


 

3.山野庚申塚 調布市深大寺北町6-8 

 

 細い道を直進し北の台小学校を過ぎ100m先の狭い十字路を右折し400mで武蔵境通りに出る。北へ50mの細い路地を西へ行くと300mで左に小さな公園がある。市指定文化財となっており市内で最も代表的な庚申塔が三基揃っている。どれも六臂の青面金剛で三猿があり造立者名に野崎村、深大寺村、庚申講中などと記されている。中央が正徳五年(1715)左が享保四年(1719)右が享保六年(1721)で数年毎に建立されている。

 


 

4.神明社 調布市深大寺元町5-32-2 

 

武蔵境通りまで戻り大通りを南へ約1キロ行くと左に神明社がある。深大寺町宿部落の鎮守で祭神は天照皇太神。社殿前に笠付角柱の庚申塔が一基ぽつんと佇んでいる。御幣の付いた注連縄で飾られカビや苔もなく大切に扱われているようだ。庚申堂の建立と同時に建立されたようで元文五庚申十月廿三日(1740)の庚申年の銘がある。

 


 

5.深大寺 調布市深大寺元町5-15-1 

 

 神明社を南へ行くとすぐ深大寺入口交差点、これを左へ700mで深大寺に着く。深大寺は天台宗別格大本山で日本三大だるま市のひとつ「深大寺だるま市」で知られている。このだるま市は梅の見ごろである334日に行われ、近くの深大寺植物園、深大寺そばなどと合わせ有名。白鳳期と云われる国宝の釈迦如来や本尊の厄除け元三大師などが拝観できる。元三大師堂前の右に小型の石仏が四基並んでいる。手前から六地蔵石幢、元三大師、千手観音、馬頭観音で、何と云っても元三大師が風変わりで面白い。

 


 

6.池上院 調布市深大寺元町2-12-1 

 

 深大寺交差点の信号を南へ少し細い道だが坂を上り、すぐに下ると左に池上院がある。天台宗で深大寺の寺中寺である。狭い境内の左に石仏が並んでいる。手前にある六地蔵石幢は160cmほどあり舟形に彫り窪めて地蔵立像を厚肉彫してあり見応えがある。嘉永四年(1851)の建立。延宝八年(1680)の道標を兼ねた文字馬頭観音などもある。

 


 

7.祇園寺 調布市佐須町2-18-1 

 

 池上院を南へ行き中央高速を潜り野川遊歩道に出ると川沿いを左へ行く。すぐに文住橋に着くので、この道路を左へ行く。途中の虎狛神社角に庚申塔が二基ある。さらに進み柏野小学校前信号を右折すると祇園寺がある。

 

 天平年間に開山したという古寺で薬師堂の本尊は平安後期に造られた薬師三尊だといわれる。石仏は右から阿弥陀如来(延宝四年・1676)、青面金剛(元禄十五年・1702)、地蔵(寛文誦三年・1672)江戸初期から中期初頭の石仏である。