長野県軽井沢町から御代田町の石仏巡り

1.馬取石仏群 軽井沢町発地835

上信越自動車道の碓井軽井沢ICを下り、157号線を行くと

右側に石段がある。横にやっと1台分の駐車スペースがある。登ると薬師堂があり、横に舟型の百番観音と馬頭観音の文字碑が並ぶ。近くから集めた祀ったといわれる。苔がかなり付いている。


2.発地の石仏群 軽井沢町発地1130-200

先に進むと右に道の駅に似た大きな「市庭」がある。その100m先の両側に「発地地蔵尊」「女街道の石仏群」がある。左側は丸彫りの地蔵が二基。他に寛政十年の馬頭観音石塔や法華千部廻國供養塔がある。右側は庚申塔など数種類の石仏が並んでいる。どちらも町教育員会の案内板で説明書きがありわかり易い。


3.泉洞寺 軽井沢町追分1259 曹洞宗

中仙道の18号線に出て西へ行くと追分宿がある。泉洞寺は一本北側の旧道(昔はこれが本街道)にあり駐車場も十分ある。結界石と山門の間の参道両側に石仏が並んである。右側に舟型の不動明王は威厳がある。左側に青面金剛庚申塔を中心に小さいが馬頭観音、如意輪などが並んでいる。墓地には堀辰雄が愛したという素朴な如意輪観音がひっそりとたたずんでいる。「樹下」に書かれているそうです。



4.追分の分去れ道 軽井沢町追分

 泉洞寺から西へ少し歩くとY字路角に石塔と看板が並んでいる。「右 従是北國街道 左 従是中仙道」とある分岐点の道標がある。その後ろは広場になっており子供を抱く地蔵坐像は安永六歳次丁酉十月の紀年銘。合掌で丸彫りの観音立像はスタイルが良く、台座に「牛馬千疋飼」とあり、安永三年の建立。道路を挟んだ奥にも名号塔、馬頭観音の文字塔などもあるので周りを散策するのも良いし、宿場町の雰囲気を楽しむこともできる。

 


 

5.長秀院 御代田町草越413 

 

 泉洞寺から南へ狭い田舎道を約23キロ行くと左側にある。庚申塔は青面金剛だが摩耗が進み像容がはっきりしない。馬頭観音が四基あるが中央の舟型は馬頭観音とは思えない優しいお顔に引き付けられる。宝暦四甲戌年八月十八日の銘。他に自然石で祝言像の双体道祖神などがある。

 


 

6.長泉寺 御代田町馬瀬口2262 

 

 長泉寺は御代田町の西で北國街道のすぐ北にある。本堂の左側に二基の石仏が並んでいる。丸彫り立像は聖徳太子のように見えるが蚕神である。両手で繭玉のようなものを抱え、台石にも繭が彫られている。丁寧な彫りが印象的で、天保三壬辰年十一月日銘。蓮華座に乗る如意輪観音坐像も同じ石工の作品なのか柔らかな雰囲気が漂っている。他には自然石の巳待塔、徳本名号塔などがある。

 


 

7.真楽寺 御代田町塩野142 

 

 長泉寺の北2キロにある。参道の入口左に丸彫りの三面馬頭観音立像と聖観音立像があるが、どちらも摩耗が進み目鼻立ちがはっきりしない。その先の六地蔵石幢一対は重厚感があり見栄えがする、延宝三甲寅年の銘。

 

その先参道の中央あたりの左側に不動三尊が並んでいる。不動明王と二童子は別に作られたもので、不動明王は天明元辛丑一月。二童子は佐久地方で有名な名工有賀玉吉の作品で、梨地の光背に深浮彫された童子のふくよかな表情が素晴らしい。明治三年庚午仲春建之とある。